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結局、歯っていつ磨くのが良いの?【食後すぐ】or【30分後】論争に終止符。

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ご飯を食べた後、いつ歯を磨きますか?

  • 『食後すぐに』歯を磨く方
  • 『食事から少し経ってから』歯を磨く方
  • それ以外に何かこだわりをお持ちの方

それぞれのルーチンに基づいた時間帯に『歯磨き』をしていると思います。

今回はそんな食後の歯みがきのタイミングについて、記事の中でご紹介していきたいと思います。

 なお、この記事に記載されているおススメの方法などで健康被害が生じても当方は一切責任を負えませんので全て自己責任で行うようお願いします。

食後の歯磨き論争?

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TVや雑誌などのメディアで、目にする機会がある『食後の歯磨きのタイミング』

食事を食べてから30分経過した後に歯を磨くのが良い。』と主張する方がいる一方で『食後はすぐに歯磨きした方が良い。』という主張もよく耳にします。

今回は、この矛盾を解決するために色々と調べてみることにしました。

 

まずは『食後30分経過派の主張』を見ていきましょう! 

30分後の歯磨きが良い?

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当ブログの調査によるとこの説は2011年にアメリカの歯科団体が発表したものであることが分かりました。

一般に世間に広まっていた『食後はすぐに歯磨きをする』という常識を覆す主張であったので、話題を呼びました。

食事をした後すぐは、唾液が口の中を中和する力よりも食べかすの酸の力のほうが強く、歯のエナメル質を溶かす。

その状態で歯磨きをするとエナメル質が削れてしまうので、歯の再石灰化がされる食後30分以上経過を目安に歯磨きをしたほうがよい。

(2011 アメリカの歯科団体の発表)

アメリカの歯科団体が公表した内容を一部抜粋してみました。

つまりは

  • 食直後は口の中が酸性の状態
  • 酸性状態下での歯磨きはエナメル質を削る危険性がある
  • 食後30分経過した方が、歯へのダメージが少ない

というメッセージを発信したのです。

これを受けて、これまでの常識であった『食後すぐに歯磨き派』が反論したのです…。

食後すぐ派の反論

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食後30分経過派』に対して異論を唱えたのが日本の小児歯科学会です。

アメリカの衝撃的な発表の翌年、2012年に次のような発表をして真っ向から反論に出ました。

最近になって、食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうというような報道が新聞やテレビで伝えられたため、現場がやや混乱しているようです。

唾液が潤っている歯の表面は酸を中和する働きがあり、酸性飲料の頻繁な摂取がないかぎり、すぐには歯が溶けないように防御機能が働いています。つまり、一般的な食事ではこのような酸蝕症は起こりにくいと考えられます。

結論としては、通常の食事の時は早めに歯みがきをして歯垢とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です。

食後の歯みがきについて|日本小児歯科学会(記事より一部抜粋)

つまり

  • 唾液が酸を中和し、口腔内は酸性になりにくい。
  • 酸蝕症は普通の生活をしている人には当てはまりにくい。
  • 食後早めに歯磨きをして、食べカスや歯垢の除去を優先すべきである。

と、反論した訳です。

専門家の間でも意見が食い違うこの話題ですが、一体どちらが真実なのでしょうか? 

両者の主張を分析

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といっても当ブログの管理人は一応看護師ですが、歯に関しては全くの素人です。

当然専門的な立場から話すことは出来ませんが、あくまで両者の主張を論理的に分析していきたいと思います。

歯への影響は酸性だけ…?

もう一度両者の主張を確認してみましょう。

酸性下で歯を磨くとエナメル質が削れてしまう』というアメリカ

酸性による影響は小さく、すぐに歯磨きをして食べカスや歯垢を取り除くべき』という日本

 

仮に歯の削れの原因が『酸による影響』のみだと仮定すると、

『磨かない』=『削れない』という極論が言えますが、

もちろん『磨かない』=『削れない』なんてことはあり得ませんし、説明も不要だと思います。

 

歯を全く磨かないでいると『酸性状態下での歯磨きによる削れ』は起きないのでしょうが、『虫歯菌(ミュータンス菌)による歯の削れ』は確実に起きてしまいます。

つまり、

食後の歯磨きを考えるには、『酸による影響』のほかに『虫歯菌であるミュータンス菌による影響』も考えなくてはならないのです。

 

では『虫歯菌のすみかである歯垢(プラーク)は、食後どのくらいの時間で形成』されるのでしょうか?

歯垢形成の観点から…

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『歯垢(プラーク)』は食後どれくらいの時間で、またどのように形成されていくのでしょうか?

  • 食後8時間までの間に集落を形成。
  • 食後8時間~48時間で急速に成長。
  • 食後3日~5日で成熟。

(参考:歯周病の発生機序-デンタル・プラークの成熟過程

これらより、最低でも『食後8時間以内』にしっかりと歯磨きをして『歯垢を除去』すれば良いことを意味しています。

出来る限り早く歯垢の原因を除去する方が良いのでしょうが、少しの猶予がある以上、

食後30分経過派』に対する『食後すぐに歯磨き派』の反論は根拠に欠けていると言えます。 

ステイン吸着の観点から…

歯のくすみ・黄ばみ。歯の着色汚れのことを『ステイン』と呼びます。

代表的な例が

  • コーヒーやお茶:タンニン
  • たばこ:ニコチン

これらがステイン吸着の原因として挙げられます。

歯の表面は『ペクリル』という薄い膜で保護されていますが、

ペクリル』と『タンニンやニコチン』が強く結び付くことで『ステイン』として歯がくすんだり、黄ばんだりしてしまいます。

 

当然『タンニンやニコチン』を口腔内に長い時間放置しておくのは良くありません。

ですが、食後すぐに歯磨きをして原因物質を取り除くのも良くない結果を招く恐れがあるのです。

実は

食後すぐに歯磨きをしてしまうと、歯みがきによってエナメル質が削れたところにステインが複雑に付着してしまい、かえって事態を悪化させる事になると言われています。

この観点から分析しても『食後すぐに歯磨き派』ではなく『食後30分経過派』に軍配が上がります。

歯科医おススメのケア

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ここまでは素人が情報を論理的に分析しただけでしたが。

やはり最先端を走る専門家の意見を当てにするのが最適解でしょう。

 

ということで長らくお世話になっている歯科医にここまでの説明を伝え、真偽を問いました。

すると次のような返答が得られました。

「歯科医の間でも賛否が分かれていますが、私は食直後の歯磨きはあまりお勧めしていません。」

(札幌市内 某クリニック歯科医 談)

更に『本当は教えたくない自宅で出来る簡単な口腔ケア』についての質問を投げかけると、家にある『意外なモノ』を使ったケアについて教えて下さいました。

『重曹』を使ったうがい!

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意外なモノ=炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)

つまり『重曹』を使ったケアを教わりました。

掃除やお菓子作りなどで広く知られている『重曹』ですが、実は日々の口腔ケアにも使えるんです!

つまり。

食事をした後の口の中は酸性の状態(pHが小さい)に傾いていますが、そこに『アルカリ性の重曹水』を含んでうがいをすることで『口の中が中和する』という事です。

 

以下にその方法と注意点についてまとめます。 

重曹うがいのやり方と注意点

◇ 水(500ml)を入れたペットボトル
◇ 重曹:小さじ1(あくまで目安)

用意するのはたったこれだけ!

これを混ぜたものを口に含んでとうがいをする簡単な口腔ケアなんです。

ただし、以下の注意点をお守りください。

● 工業用ではなく『食用の重曹』を使うこと!
● 重曹の量の目安を守ること!

万が一飲み込んでしまった場合に備えて食用を使用するのは勿論のことなのですが、重曹も目安の量を参考にしてください!

重曹の量を増やしても効果は変わりません。

それどころか多すぎる重曹によって歯がダメージを受ける危険性があるので、何事も適量を守りましょう!

 

うがい後の歯磨きが大事!

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歯科医が『本当は教えたくない口腔ケア』として『重曹うがい』を紹介してくれましたが、気をつけなければいけないのは『万能ではない』ということです。

重曹うがいでは口の中や口臭の原因でもある硫化亜鉛・メルカブタンなどの物質を『一時的に中和』している状態に過ぎないのです。

つまり『重曹うがいは根本的な原因を解決するものではないという事を覚えておきましょう。

ですので重曹うがいの後は基本に立ち返り、しっかりと基本の口腔ケアである『歯磨き』をしっかりとする必要があるわけです。

 

まとめ。

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『結局、歯っていつ磨くのが良いの?【食後すぐ】or【 30分後】論争に終止符。』というタイトルでお送りした今回の記事ですが…

今回の検証では【食後30分後の歯磨き+重曹うがいがベスト】と結論付けました。

これを機に皆さんも歯磨きの時間を見直してみてはいかがでしょうか?

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。